愛知県一宮市 / 一宮駅前(名鉄・JR)より徒歩2分の鍼灸専門治療院 伸和東洋治療院

不妊症

結婚して3年以上経つ女性で、男性の生殖機能が正常であり、避妊していないのに姙娠しないもの(原発性不妊症)、または姙娠・流産後3年以上姙娠しないもの(続発生不妊症)を不妊症といいます。

東洋医学・中医学病証名では『不孕・ふよう』といいます。原因と症状は大体以下のように分類することができます。

腎虚による不孕

先天的に虚弱で、月経不順で遅れやすく、出血量も少ない。
精神的に疲れやすく、腰や膝がだるく力が入りにくく、耳鳴り、めまいがおこることがある。

血虚による不孕

月経不順で遅れやすく、出血量も少なく、月経後疲れやすい。
顏色は血色なく黄色っぽい、倦怠感、めまい、動悸がおこることがある。

胞寒による不孕

月経が遅れる、暗紫色の出血で薄い色、寒がりで手足がよく冷える、
足腰がだるく力が入らない、小便の色は透明で、量も回数も多い。

痰オ互阻による不孕

月経は遅れやすく、血塊が混じりやすい、おりものは白色で量が多く粘っている。
月経数日前からイライラしたり、胸脇の部分が脹りやすい。

★上記の各原因を基本として、
周期治療@行経期(月経期)A経後期(卵胞発育期)B経間排卵期 (排卵期)C経前期(黄体時期)も併用して、治療する場合もあります。


★当院では、不妊治療をされている患者様に、
畑で作物を作る場合、土壌の状態が悪ければ、種を植え付けても作物は育たないですよ』とよく話しています。
『畑の土壌』を女性の身体に置き換えていただければ、理解していただ けると思いますが身体の調節こそが、一番大事だと当院では考えてい ます。

症例1

初診年令35才。(結婚年令32歳。)

X-1年8月頃より、不妊専門医療機関を受診。
子宮卵管造影検査にて、卵管の癒着があり、多嚢胞性卵巣(PCО)と診断される。
同月より3回、排卵誘発剤を使用し、タイミング法を実施するも妊娠に至らず。
以降、不妊専門医療機関の受診を中止する。

X-1年11月頃より、漢方薬局にて漢方薬を服用。

X年1月に、当院のHPを見て、冷え性、生理不順、生理痛も激しく、無排卵の月もあるので、体質改善と 不妊治療を目的として当院を受診。
以後週1回のペースで鍼灸治療を開始する

X年4月 月経周期も40数日から30日となり、生理痛も軽減され、鎮痛剤を使用する回数も減少。基礎体温も一相性だったのが、二相性となり高温相も続くようになってきたので、タイミング法を指導し実施する。

X年9月 妊娠を確認。

妊娠確認後も、体調を維持し、無事出産を迎えられるように、定期的に鍼灸治療を継続。

X+1年5月に無事御出産。

症例2

初診年令39才。(結婚年令38歳。)

X-2年頃より、排卵日頃になると風邪をひいたり、吐き気があり体調不良の為、不妊専門医療機関を受診。
その後1年半程、内服薬によるタイミング法を実施するも妊娠に至らず。

X年3月頃より、不正出血が続く。

X年5月に、当院のHPを見て、 不妊治療と体質改善等を目的として当院を受診。
以後週2回のペースで鍼灸治療を開始する。途中からは、漢方薬を勧めて、併用治療。

X年6月、不妊専門医療機関の検査にて「FSH」が40代の数値で、卵巣機能が低下しているので、体外受精(IVF)に向けて内服治療を開始。

X年7月採卵し、1個受精卵(胚盤胞)を、凍結保存する。

X年9月 凍結融解胚(胚盤胞)移植を行い、妊娠を確認。

妊娠確認後も、無事出産を迎えられるように、定期的に鍼灸治療を継続。

X+1年6月に無事御出産。

症例3

初診年令37才。(結婚年令32歳。子宮内膜症により、チョコレート膿胞あり)

X年3月に、当院のHPを見て、 生理不順と体質改善等を目的として当院を受診。

来院1年半前より複数の不妊専門医療機関にて治療をしており、来院前の1年間に人工授精(AIH)を計10回行うも、妊娠に至らず。。
度重なる人工授精(AIH)にて、卵巣等への負担が激しいと感じ、X年6月に信頼するに足る他の不妊専門医療機関への転院を勧める。
同月より、医療機関にて体外受精(IVF)に向けての治療を開始。
その間も、鍼灸治療は継続して行う。

X年6月〜12月の間に4回採卵。

4回目に始めて胚移植(IVF−ET)を実施し、妊娠を確認。

X+1年11月に無事御出産。

度重なる人工授精(AIH)により、疲弊していた卵巣や子宮周辺の血流改善に、鍼灸治療も一役を買ったのではないかと考えています。

症例4

症例6の患者様
X年6月 第2子を希望。

9月末、医療機関にて採卵。前回の時と同様に薬剤の副作用により、卵巣過剰刺激症候群を併発し、腹水が少し溜まる。

顕微授精にて受精卵(胚盤胞)を数個、凍結保存する。

前回同様に、冷え症で月経周期も不規則の為、鍼灸治療で身体の調節をし、子宮周辺の血流改善を目的として、凍結保存中の受精卵を移植出来るよう、治療を開始する。

X+1年5月 体調も安定し、基礎体温も二相性になった為、凍結融解胚(胚盤胞)移植を行い、妊娠を確認。

出産までの間、激しい悪阻(つわり)さらに出血により、切迫流産の恐れがあったりと、不安要素が多々ありました。

X+2年1月中旬に無事御出産。

出産まで、体調を維持させるために、定期的に鍼灸治療を継続しました。

症例5

初診年令35才。(結婚年令30歳。子宮内膜症により、チョコレート膿胞あり)

知人の紹介にて、 X年3月当院を受診。

結婚当初より、不妊専門医療機関にてタイミング法を開始。

人工授精(AIH)を計3回行うも、妊娠に至らず。

当院受診後、鍼灸治療にて、身体の調節をし、子宮及び卵巣等の血流改善を目的に、治療を開始する。

9月(5ヶ月後)に体外受精(IVF)による、2分割胚移植を1回するも、胎嚢の成長見られず、妊娠に至らず。

11月(8ヶ月後)に再度、採卵し、X+1年2月(11ヶ月後)に、凍結融解胚(胚盤胞)移植を行い、妊娠を確認。

X+1年11月初旬に無事御出産。

妊娠確認後も、体調を維持し、無事出産を迎えられるように、定期的に鍼灸治療を継続されました。

症例6

初診年令29才。

X年6月体外受精を行い、胎嚢の成長見られず。その時の薬剤の副作用により、卵巣過剰刺激症候群を併発し、腹水が溜まり、2回入退院を繰り返す。(余剰胚2個は凍結保存する)

初診時、冷え症で月経周期も不規則、基礎体温も二相性には、程遠い状態。

鍼灸治療で身体の調節をして、凍結保存中の受精卵を移植出来るよう、治療を開始する。一時、漢方薬を併用することにより、基礎体温も二相性になる。

X+1年6月 凍結融解胚移植を行い、姙娠を確認。

X+2年2月末、自然分娩にて無事出産。

症例7

初診年令33才。

X-3年 不妊専門医療機関受診。人工授精(AIH)3回目にして、第1子を妊娠。

前置胎盤の為、帝王切開にて出産。

X-1年 第2子を希望し、上記の不妊専門医療機関にて人工授精(AIH)を4回試みるも、妊娠に至らず。

X年 人工授精(AIH)を諦め、体外受精(IVF)にステップアップを希望。
採卵し、2個の受精卵(胚盤胞)を、凍結保存する。

X年7月 凍結融解胚(胚盤胞)移植を行なうも、妊娠に至らず。

X年10月 ホルモン治療等をしても、子宮内膜の厚さが7.5mmにしかならないので、鍼灸治療が効果あると知り、当院のHPを見て受診する。

子宮周辺の血流を改善し、子宮内膜が厚くなるように、週1回のペースで鍼灸治療を開始する。尚、これ以降、不妊専門医療機関にてのホルモン治療等はしておりません。

X年11月 不妊専門医療機関の診察にて、子宮内膜の厚さが8.5mmとなる。

X+1年1月 不妊専門医療機関の診察にて、子宮内膜の厚さが11mm、E2等のホルモン値も大幅に改善しているのを確認した上で、凍結融解胚(胚盤胞)を移植する。

X+1年2月 姙娠を確認し、患者様ご本人より、喜びのрり。

  ※X年とは、初診時の年度です。(X+1年とは、初診時の翌年に相当します。)
      ※2018年11月現在、不妊治療をされている患者様は数人みえます。
   --お薦めの書籍--
「不育症」をあきらめない  牧野恒久  集英社新書

不育症とは、姙娠することができるのに胎児が育たず、何度も繰り返す流産、いわゆる習慣性流産や早産、死産になってしまう病気です。


妊娠すること自体が困難な症例を不妊症といいますが、不育症の場合は、姙娠は可能なのです。
しかしその姙娠を維持することが難しく、流産や早産、死産などでこどもをもてない症例を、不育症と呼びます。


病院で必要な検査をして原因を明らかにし、適切な治療を施せば、かなりの確率で出産できるそうです。
しかし、検査から治療にいたるプロセスには時間がかかるにもかかわらず、女性には更年期という厳しいタイムリミットがあるのです。

晩婚化が進む今、「不育症治療」はできるだけ早い時点で着手したい症例です。

本書は、今現在の時点でわかっている「不育症」の原因、診断法、治療法などをわかり易く書いてあります。

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逆子

東洋医学・中医学病証名では『胎位不正』といいます。胎位不正とは、姙娠30週後に現われる子宮体内の位置異常をいいます。

胎位の異常には、臀位、横位、反屈位があり、この中で臀位が最も多く、難産の主な原因となっています。

産婦人科では、帝王切開による出産になる場合が多いようです。


★当院では、母体の体調不良(ご本人は気付いてみえない場合が多い)ゆえに、胎児が苦しくて、お腹の中で一番楽な、逆子の姿勢をしているのではないかと、考えています。

母体の治療をすることにより、自然と位置異常が修正されます。
治療は、主に「打鍼」をお腹に用いて治療します。場合によっては、手足にも治療します。

症例1

27才、初産。
姙娠してから、出血と腹痛が続き、流産の徴候。13〜15週に鍼灸治療して出血・腹痛消失。
29週に産婦人科の検診にて逆子と言われる。2回の治療によって、正常に戻り、40週目に無事、正常分娩にて出産。

症例2

29才、経産。
28週に産婦人科の検診にて逆子と言われる。2回の治療によって、正常に戻り、無事、正常分娩にて出産。

症例3

27才、初産。
28週に産婦人科の検診にて逆子と言われる。1回の治療によって、正常に戻る。

症例4

29才、経産。
29週に産婦人科の検診にて逆子と言われる。2回の治療によって、正常に戻る。

症例5

30才、経産(第1子は逆子にて、帝王切開にて出産)。

今回は自然分娩を希望されていたのですが、28週目に逆子となり、逆子体操を続けられても、正常に戻らず。

病院の助産師さんより、鍼灸治療が効果あると勧められ、30週目に当院HPを見て来院されました。


1回目の治療中に、正常胎位となる。34週目に再度、逆子となり、治療にて正常胎位となる。


39週目(予定日2日前。34週目から幾度も逆子・正常を繰り返す)にも逆子となり、治療時には、正常に戻らなかったのですが、その夜10時頃、激しく胎動し、正常胎位となる。直後から5分間隔の陣痛が始まり、病院に入院。

入院後、陣痛が突然止んだり(微弱陣痛の為か)した爲、出産までの時間はかかったのですが、予定日に正常分娩にて無事出産されました。入院の翌日と出産当日の朝の2回、患者様本人からお礼の電話がありました。

正常胎位に戻らなければ、帝王切開になるところでしたので、大変、気を揉んだ症例でした。

※すべての逆子で来院された方が、上記の症例のように、正常胎位に戻るわけではありません。

当院(開業38年、鍼灸の経験は45年)でも、今までに数例あります。


※患者様の体調不良が激しい場合や、臍帯・へその緒(標準的な長さは、約50cm)が通常より短い場合(過短臍帯)や、反対に長すぎて(過長臍帯)臍帯が胎児の体に巻きついている(臍帯巻絡・さいたいけんらく)などにより、位置異常が修正されない場合もありえます。


※姙娠の初期より30週目あたりまで、ずっと逆子の患者様は、正常胎位になりにくい傾向にあるように思います。逆子がわかった時点での早めの治療をお勧めします。

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出産時の陣痛促進

妊婦さんが、出産予定日を過ぎても陣痛がこない場合や、出産予定日前ではあるが、何らかの理由により、陣痛を早めたりしなければいけない場合、当院では、鍼灸治療をして出産までの時間を短縮させ、子宮口の開きを速やかにさせる目的で行っています。

症例1

30才、初産。
出産予定日を数日過ぎ、子宮底がみぞおちの下約3〜4pで、33〜34週に相当する位置。胎児の頭も骨盤に入って居らず。
2日間で計3回治療。治療によって、胎児の頭も骨盤に入り、3日目に無事、正常分娩にて出産。

症例2

35才、初産。
出産予定日に病院の診察。子宮底がみぞおちの直ぐ下、胎児の頭も骨盤に入って居らず。
1回目治療後、子宮底の位置が3〜4p下がり、胃のつかえが取れ、食欲が増す。4日間で計6回治療。
5日目に、少量の陣痛促進剤(微弱陣痛の為)を使い、無事正常分娩にて出産。

症例3

32才、経産(第1子は帝王切開にて出産)。
今回は、自然分娩を希望し、出産予定日14日前より治療。
病院では、胎児の下がりは順調だが、子宮口が硬いと言われていた。7日間に計4回治療。8日目(39週目)に無事、正常分娩にて出産。

症例4

30才、経産。
初産時、出産予定日を15日遅れ、陣痛促進剤を使用され、28時間かかって出産.。今回は、陣痛促進剤を使用せずに、出産したいと鍼灸治療を希望し、予定日の10日前に来院。
初診時、子宮底がみぞおちの下約9〜10cmで、胎児の頭も骨盤に入って居らず(当日、病院の診察でも子宮口が硬く、出産の兆候なしと言われる。)
5日間で計4回治療。治療によって、胎児の頭も骨盤に入り、6日目に破水後、4時間にて無事、正常分娩にて出産。

症例5

34才、経産(第1子は帝王切開にて出産)。
今回は、自然分娩を希望し、当院のHPを見て予定日12日前に来院。
初診時、子宮底がみぞおちの下約9cmで、胎児の頭も骨盤に入って居らず。
通常、治療の間隔は毎日か隔日が理想ですが、この患者様の場合、途中で一週間余り空いた為、13日間に計4回治療。
予定日前日の病院の診察では、子宮口の開きは2cm弱。
予定日の翌日の午前に、治療。午後、破水し、病院に入院。
入院した時点で、子宮口は8pとなっており、破水後5時間弱で無事、正常分娩にて出産。
出産の翌日、患者様本人から『陣痛も大変軽かった。』とお礼の電話がありました。

※姙娠中、定期的に鍼灸治療をされている場合、陣痛の軽減や分娩時間が短縮しやすいように思います。
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